日本遺伝学会第96回高知大会にてワークショップを開催しました。
日本遺伝学会第96回高知大会にて『性染色体サイクルが駆動する多様な生命現象』と題したワークショップを開催しました。領域の桂と野澤が世話人となり、領域外から菊地真理子さん(名古屋大)と佐野宗一さん(国循センター)をお招きし、性染色体サイクルに関連した興味深いご講演をしていただきました。また、領域内からも阿部、井川、野澤の3名が、進捗報告も兼ねた研究発表を行いました。多くの人にお集まりいただき、非常に活発な質疑が行われ、時間を大幅に超過するにぎやかなワークショップとなりました。どの講演もとても面白く、性染色体が引き起こす生命現象の多様性を認識できる貴重な機会となりました。演者の皆様、本当にありがとうございました。(2024年9月5日)
https://gsj96kochi.com/workshop.html
10:00 趣旨説明 野澤昌文(都立大)
10:04 W6-1 ショウジョウバエにおけるY 染色体の消失と入れ替わり
野澤昌文1,2
1 都立大・院理、2 都立大・生命情報セ
10:19 W6-2 ネッタイツメガエル近交系4系統における性決定遺伝子の探索
林舜1,井川武1,鈴木誠1,鈴木菜花1,荻野肇1
1 広島大・両生類研
10:34 W6-3 染色体断片化法を用いた、ニワトリW 染色体の配列決定
双城美紅1、加藤雄大1、リカリファナサリ1、廣田耕志1、野澤昌文1,2、*阿部拓也3
1 都立大・院理、2 都立大・生命情報セ、3 東北医薬大・薬
10:49 W6-4 配偶子形成モジュールによる生殖様式の多様化
*菊地真理子1, 田中実1
1 名古屋大・院理
11:12 W6-5 後天的性染色体喪失の臨床的意義
佐野宗一
国循研究セ・心血管モザイク研究室
11:35 総合討論 桂有加子(京大)