略歴
2011 |
総合研究大学院大学先導科学研究科五年一貫制博士課程修了 |
博士(理学) |
2011~2012 |
総合研究大学院大学先導科学研究科 |
特別研究員 |
2013~2015 |
カリフォルニア大学バークレー校統合生物研究科 |
博士研究員 |
2015~2017 |
ペンシルヴァニア州立大学生物学研究科 |
博士研究員 |
2013~2015 |
日本学術振興会 |
海外特別研究員 |
2017~2019 |
日本大学医学部生体機能医学系薬理学分野 |
助教 |
2019~2022 |
京都大学霊長類研究所ゲノム細胞研究部門細胞生理分野 |
助教 |
2022~現在 |
京都大学ヒト行動進化研究センターゲノム進化分野 |
助教 |
略歴
2008 |
広島大学大学院理学研究科博士課程修了 |
博士(理学) |
2008~2009 |
総合研究大学院大学葉山高等研究センター |
上級研究員 |
2009~2014 |
広島大学大学院理学研究科附属両生類研究施設 |
特任助教 |
2014~2017 |
広島大学大学院国際協力研究科 |
助教 |
2017~2022 |
広島大学両生類研究センター |
助教 |
2022~現在 |
広島大学両生類研究センター |
准教授 |
研究概要
性の消失が回避される仕組みとして性染色体の入れ替わりが生じるプロセスの一端とその進化的背景をカエル2種、ツチガエルとネッタイツメガエルを用いて明らかにします。カエル類は他の生物に比べて性染色体の入れ替わり(別の常染色体が性染色体になること)が頻繁に起こっていることが分かっています。特に、ツチガエルでは性染色体が入れ替わった集団が複数存在し、それらの集団の交雑により新たな性染色体の入れ替わりが現在も進行しています。一方、ネッタイツメガエルの近交系(兄妹交配を繰り返して遺伝的に均一にした系統)は、性染色体が多型状態にあり、性染色体の入れ替わりが生じる前段階、つまりZW型からXY型の性染色体に移行する過程にあるようです。そこで、本研究計画では、ZW型とXY型をもち、それらの入れ替わりが進行しているツチガエル、性染色体の多型状態からXY型への移行期あるネッタイツメガエルを用いて、それぞれの性染色体の配列を同定することで集団や系統間での性染色体の違いを明らかにし、性染色体の入れ替わりのプロセスを解明することを目指します。