風間班 風間班員らの研究成果がRIKEN Accelerator Progress Reportに掲載されました。

風間班員らが2022年9月に発表したヒロハノマンテマの性決定遺伝子GSFYの同定には、理化学研究所の重イオンビームが用いられました。風間班員らは、ヒロハノマンテマのオス株に重イオンビームを照射することで、巨大なY染色体(約570 Mb)を部分的に欠失させ、性転換変異体(オス株→両性株)を多数作出しました。これらの両性花とオス株のゲノム構造の違いを詳細に調べることで、両性株では欠損していて雌ずいの発達を抑制する働きをもつ遺伝子を探索し、GSFY の発見に至りました。本稿は2022年9月に発表された論文のダイジェストとしてRIKEN Accelerator Progress Reportに(RAPR)に掲載され、2023年のRAPRのHighlights of The Year に選ばれました(リンク)。