風間班 風間班員が分担執筆した重イオンビーム育種技術に関する総説が育種学研究に掲載されました。 

 風間班員が分担執筆した総説「重イオンビームによる育種技術の開発」が育種学研究に掲載されました。本総説は、理化学研究所で行われてきた重イオンビームを用いた育種技術の開発について詳しく解説しています。重イオンビーム照射では吸収線量と線エネルギー付与という2つのパラメータがあり、これらを調節することによって誘発される突然変異の頻度と規模とを変化させることができることを風間班員らは発見しました。本成果を元に、ユーザーのニーズに応じてビームを使い分けるテーラーメード変異誘発法を開発しました。この技術を用いて、著者らは様々な植物において新品種育成や有用遺伝子の同定を行ってきました。

 本領域においても、重イオンビームは染色体部分欠失を誘発する技術として利用されています。重イオンビームについて詳しく知りたい方は是非ご覧ください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbbr/advpub/0/advpub_23J13/_article/-char/ja